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コラム
Column |
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| ユーザーは何を信じるのか |
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インターネットが普及するにつれて大きく変わってきたこととして、情報の発信者の移り変わりというものがあります。 マスに対しての一方的な発信が従来の情報伝達の形でしたが、掲示板というシステムが個人の情報発信のきっかけになったと考えています。 ホームページ制作ソフトの普及によりウェブサイトが簡単に立ち上げられるようになり、また、「まぐまぐ」などのサービスを使うことによって、メールマガジンをいとも簡単に万単位の読み手に送ることが可能となりました。 このころから、バイラルマーケティングとも呼ばれる口コミでの紹介も、効果的なマーケティング手法のひとつと認識されるようになりました。 何かの商品やサービス、あるいは販売業者についての消費者からの口コミや評価は、「価格コム」の例を見るまでもなく、消費者の行動を左右する大きな力を持ち始めています。
サービスの提供者側からの一方的な情報発信は、当然自社のサービスを良く見せようとする力が働いています。しかしながら現在の多くの消費者はそれから受けるイメージや機能、性能の説明がきれいに着飾ったものであることを分かっています。 従って消費者は、「本当のところはどうなの?」という自然な疑問を持ち、口コミ評価サイトで確認します。 珠玉混合のインターネットの世界ではありますが、最近は信頼度が高い書き込みが集まったサイトがたくさんあり、当然のことながらユーザーは自分と同じ立場にある購入済みの消費者の評価を信用するわけです。
少し前のことですが、某有名映画スタジオの新作がかなりバッシングを受け、世間に大きな波紋を引き起こしていたことがありました。 その批判が本当に的を得たものであるかどうかを私が判断することはできませんが、何人かの知人がYahooのユーザーレビュー(映画ごとにユーザーが評価を投稿するページ)のひどい評価に見るのをやめたと聞き、インターネットを通じた口コミの力を肌身で感じたものです。 千数百円の映画でさえそうなのですから、家電品や車などの選択における口コミ評価の影響は推して知るべしです。
2006年11月15日 池谷義紀
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